花のレリーフ細工のピアスです。地金は18金で、ヴィクトリア時代のフランス製のものです。
ピアスの留め具が少し変わっていて、耳の穴に通すフックを耳の裏側から通し、レリーフのある土台裏側に開けられた小さな穴にカチッと合うようにフックの先端を留めます。最初の数回は慣れない仕様に時間がかかるかもしれませんが、慣れれば問題なく使っていただけると思います。
レリーフ細工はよく見れば見るほどに細やかで、この小さな世界を作り上げた細工師の技量の高さが伺えます。レリーフによる影の濃淡のバランスが美しく、一瞬時間を忘れて見惚れてしまいます。
アンティークジュエリーの特徴の1つでもありますが非常に薄く伸ばされた金が使われているので、とても小さいですが3箇所金が裂けて穴が空いてしまっているのが見受けられます。これは経年変化によるもので目立つものではなく、使用にも問題ありません。
シチュエーションを選ばずに使っていただける万能かつ上品なピアスです。
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